
ねえ、今朝またギャン泣きされてさ。もう毎日罪悪感しかないんだけど…

わかるよ〜。でも保育士的に言うと、実はね…

え、そうなの!?
「行かないで!」と足にしがみつく子どもを、そっと引き剥がして保育園を出る。 振り返ると、まだ泣いている。
そのまま電車に乗って、仕事中もずっと頭の片隅に残っている。 あの子、今ごろどうしてるだろう。泣き止んだかな。もしかして、私のせいで傷つけてしまったのかな。
そんな気持ちを抱えながら働いているパパ・ママへ、10年以上保育の現場にいる私から、少し伝えさせてください。
「泣かせてしまった」と思う必要は、ありません

まず最初にはっきり言わせてください。
子どもが泣いて登園することは、虐待でも、育て方の失敗でも、何でもありません。
入園直後の子はもちろん、1年以上通っている子でも、連休明けや体調不良が続いたあとに「行きたくない」が復活することはよくあります。私が担当してきた子どもたちを思い返しても、一度も泣かずに毎日登園した子は、むしろ少数派でした。
登園しぶりは、子どもの「成長の証」であることも多いんです。それだけ、家が安心できる場所になっている。親のことが大好きだということ。その気持ちがあふれた結果が、あの涙だったりします。
子どもが泣いて登園したあと、保育士はこう動いています

保護者の方がよく心配されるのが、「泣いたあと、ずっと泣いてるんじゃないか」という点です。
実際の現場をお伝えすると、ほとんどの子は、親御さんの姿が見えなくなって1〜5分以内に泣き止みます。
保育士は、泣いている子をそのまま放置しているわけではありません。
- 好きなおもちゃのそばに連れて行く
- 「一緒に〇〇しよう」と声をかけて気持ちを切り替える
- 体を軽くさすって、安心感を伝える
子どもは正直なので、本当につらかったらずっと泣き続けます。でも多くの場合、環境に慣れると自分でスイッチを切り替えていく力を持っています。それを毎日目の当たりにしているのが、私たち保育士です。
「行ってらっしゃい」と言える親が、子どもを育てる

罪悪感を感じるのは、それだけ子どものことを思っているから。それは間違いない。でも、その罪悪感を子どもの前で見せすぎると、子どもは敏感に察知します。
「ママが不安そう→保育園は怖いところかもしれない」
と感じてしまう子もいます。
だからこそ、「行ってらっしゃい」と笑顔で送り出すことが、子どもへの最高のプレゼントになることがあるんです。たとえ心の中でボロボロ泣いていても、玄関先だけは笑顔で。それだけで、子どもの気持ちはずいぶん変わります。
保育士仲間の間でよく言うのですが、「引きずらずにパッと行ってくれる親御さんの子のほうが、切り替えが早い」というのは、現場の実感としてあります。
それでも罪悪感を感じるあなたへ

仕事に行かなければならない現実がある。でも、子どもを泣かせてしまった罪悪感がある。
その両方を抱えながら毎日頑張っているあなたは、十分すぎるくらい、いい親です。
私が見てきた中で、登園しぶりを真剣に悩んでいる親御さんほど、お子さんとちゃんと向き合っている方が多い。無関心な親は、そもそも悩まないんです。
泣いて見送ることが続いても、それはあなたが間違っているわけじゃない。 子どもはちゃんと育っています。保育園では、あなたの見ていないところで、笑って走り回っていますよ。
まとめ|今日も仕事へ行くあなたを、応援しています

- 登園しぶりは子どもの成長過程でよくあること
- 泣いたあとも、保育士がしっかりサポートしている
- 笑顔で送り出すことが、子どもの安心につながることがある
- 悩んでいること自体が、あなたが誠実な親である証拠
今日も後ろ髪を引かれながら出勤したあなたへ。 本当に、毎日お疲れさまです。
子どものことを想って泣いていた涙が、いつかその子の「大好き」の土台になっています。
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